【電子申告の添付書類】弥生会計の決算書をe-Taxで送信する方法

税理士向けに「クライアントが弥生会計をつかっていて、決算書データだけをetaxで送信する方法」をご紹介します。

手順
  • 法人税などの申告書を、申告ソフトで電子申告する
  • 決算書だけe-Taxソフトで電子申告する←このやり方です。

あらかじめ法人税の申告書はe-Taxで送信を済ませておいてください。

なお、弥生会計からから書き出せるデータはつぎの4つだけです。

  • 貸借対照表
  • 損益計算書
  • 販売費及び一般管理費
  • 株主資本等変動計算書

注記表は郵送するか別途添付が必要です

目次

【事前準備】弥生会計で決算書を用意する

弥生会計の決算書をe-Taxに添付できる形式(XBRL)で取り出します。

▶「決算・申告」→「電子申告データの書き出し」→「決算書e-Tax・XBRL書き出し」の順にクリック

▶次の項目を設定して「書き出し」をクリック

設定する項目
  • 出力形式:XBRL形式
  • 保存場所:自分でわかりやすいところ
  • ファイル名:初期設定でOK
  • 決算の種類:本決算
  • 出力対象:「販売費および一般管理費を費目別に掲記する」に☑

4つのデータが保存されますので、つぎにe-Taxを操作しましょう。

財務諸表をe-Taxで送信する

あらかじめ法人税の申告書はお使いの税務ソフトで電子申告を済ませておいてください。

e-Taxソフトを開き、申告する会社名でログインします。

▶「作成」→「申告・申請等」→「新規作成」の順にクリック。

▶つぎの項目を選択して「次へ」

  • 手続きの種類:申告
  • 税目:法人税・地方法人税
  • 年分:該当の年分を選択

▶「電子データの追加送信(法人税)」をクリックしてつぎの2つを選択し「次へ」。

  • 電子申告データ追加送信表
  • 財務諸表(XBRL2,1)

▶わかりやすい名前をつけて「OK」をクリック。

▶基本情報が表示されます。必要な情報を入力して「OK」。

  • 法人番号
  • eLTAXの利用者ID
  • 申告の種類
  • 事業年度、など

必須項目には「(必須)」と書いています。

▶「財務諸表(XBRL2.1)」をダブルクリック

▶「組み込み」をクリックして、弥生会計から取り出した財務諸表データを選択します。

これで財務諸表が組み込まれました。

念のため、内容を確認しましょう。

▶確認したい帳票をダブルクリックする。

▶「項目入力」タブを選択すると、内容が確認できます。

間違いなければ「閉じる」をクリック。

▶画面が戻ったら、「作成完了」をクリック

▶画面が戻ったら、「電子申告データ追加送信表」をクリック

▶必要事項を入力しましょう。

  • 受付年月日:確定申告書の電子申告をした日
  • 受付番号:メール詳細からコピペ
  • 追加送信別表等名:決算報告書

受付年月日と受付番号はメール詳細で確認できます。

▶入力が終わったら「作成完了」をクリック

▶「署名可能一覧へ」→署名するデータを選ぶ→「署名」をクリック

指示に従って署名を完了させましょう。

▶「メッセージボックス」へ移動します。

▶「OK」をクリック

▶税理士の利用者識別番号と暗証番号でログインします。

クライアントではなく、税理士のアカウントでログインです。
クライアントでログインすると送信後にエラーがでます。

▶「認証」をクリック

▶電子申告したときの受付完了メールを開いて「追加送信」をクリック。

▶作成した財務諸表データがでてくるので選択して「OK」をクリック。

▶確認画面が出てくるので、「はい」をクリック。

これで財務諸表データの送信完了です。

メッセージボックスに戻って、エラーがでていないか確認しましょう。

注意点:注記表は添付されない

弥生会計からから書き出せるデータはつぎの4つだけです。

  • 貸借対照表
  • 損益計算書
  • 販売費及び一般管理費
  • 株主資本等変動計算書

注記表は郵送するか別途添付が必要です

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この記事を書いた人

神戸市兵庫区の税理士事務所

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